1948-06-29 第2回国会 参議院 厚生委員会 第19号
毎日々々三十円拂うという行き方をやつて行かなければならんし、又毎日でなくとも、或いは四日なり、一週間なりの後に、そういう方法を取らなければいけないことは、醫療を受けるものとしては、誠に大きい負担じやないか。私はこれを解釈いたしまするに、むしろ処方せんを調劑した日から二年間、それは処方せんの有効期間中は本人に與えて、有効期間が濟んでから藥局に保管するという意味に解し得るのじやないか。
毎日々々三十円拂うという行き方をやつて行かなければならんし、又毎日でなくとも、或いは四日なり、一週間なりの後に、そういう方法を取らなければいけないことは、醫療を受けるものとしては、誠に大きい負担じやないか。私はこれを解釈いたしまするに、むしろ処方せんを調劑した日から二年間、それは処方せんの有効期間中は本人に與えて、有効期間が濟んでから藥局に保管するという意味に解し得るのじやないか。
ただ本來藥劑師制度というものが設けられまして、藥劑師が調劑という主たる任務を行うために、而もその方面の専門の技能を修得することを要件としてかような制度が生れておりまするので、その意味におきまして、又醫療制度の全面的な考え方から申しましても、理想としては薬劑師が調劑し、醫師が調劑をしないで行くということは、將來の形としてはよろしいんではないかというような制度の根本的な考え方に基きまして、藥劑師の制度を
○井上なつゑ君 総括的なお尋ねになつて申譯ありませんが、この藥事法ができまして、衛生材料から醫藥品から全部統制されるというお話でございますが、そういたしまして、かねがね望んでおります妊産婦の脱脂綿の配給とか、醫療関係者に対する醫薬品、衛生材料の配給と申しますか、ああいうようなものももつと円滑になつて、十分になつて参りますのでございますか、その点を承りたいと思います。
すでに一昨年十月から實施されておりまする生活保護法の醫療方面におきましても、私共が地方に行つて調べますというと、この醫療費というものが非常に少いために、その目的が達せられないというような實情を見て參つておるのであります。
そうすると生活保護法による醫療というものの、殊に一般の人、或いは一般の家庭の場合等におきましては當然それを取扱つて來るのであります。特殊的な場合、性行不良のために起つて來る場合は別でありまするが、そうではない場合が多數である。その場合においてはむしろ生活保護法の醫療というものが建前で考えられるんじやないか。
從つてこの醫療費の問題につきましても、本法にあります醫療費は大體國庫二の分一補助というのを建前といたしておるようであります。さような醫療費を出せない者に對してのものでございます。
○藤森眞治君 一昨日のこの委員會におきまして、私が醫療章度に關する小委員會に付託されました請願、陳情の審議の經過とその結果を報告しておりました途中、たまたま委員長から厚生大臣が藥事法案提案理由の説明のために、本委員會に出席されたという理由で、私の發言が中斷されました。
次に、請願文書表第七百十七號、第七百三十五號及び第八百十六號、陳情第三百六十二號、第三百七十六號、第四百四號、第四百十四號、第四百十五號、第四百三十六號、第四百四十號及び第四百四十一號は、いずれも醫療制度に關する小委員會に、陳情文書表第三百五十八號及び第四百三十八號は社會事業振興に關する小委員會に付託することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
それは前囘の委員會におきまして、醫療制度に關する小委員會の報告を、小委員長の藤森氏からなされつつあつた時に、途中で發言を中斷したことについて、議事進行の發言が求められております。
これでは醫療補助、又は災害救助の目的に十分副い得ないから、この点を考慮して、社會事業に適した特別の取扱をされたいとの趣旨であります。
昭和二十三年六月八日(火曜日) 午前十時三十一分開會 ————————————— 本日の會議に付した事件 ○醫療制度に關する小委員長の報告 ○藥事法案(内閣送付) ○國立富山病院擴充に關する請願(第 八號) ○看護服竝びに豫防衣の特別配給に關 する請願(第百十三號) ○看護課設置に關する請願(第四百九 十一號) ○國立小濱温泉療養所擴充に關する請 願(第四百九十三號) ○國民健康保險制度改革
日程に上して置きました藥事法案につきましては、間もなく大臣が出席して、提案理由をお述べになるようでありますから、暫くあとに廻しましてこの機會に醫療制度に關する小委員會の報告を求めます。
する請願(坪川信三君紹介)(第 四九七號) 公衆浴場法に關する請願(坂東幸太郎君紹介) (第五〇〇號) 五月十日 恩給増額に關する請願外四件(受田新吉君紹 介)(第五四二號) 恩給法等の改正に關する請願(松崎朝治君紹 介)(第五六六號) 同月十一日 恩給増額に關する請願(小坂善太郎君紹介)( 第六三八號) 療術師法制定の請願(内海安吉君外二名紹介) (第六三九號) 羅臼村に醫療施設設置
第二の點は作業賃というものにつきまして特別な豫算がなかつたということでございまして、醫療費でありますとか、或いは各種修繕費とかいうような、そういうような豫算の遣り繰りで賄つておつた實情であつたのであります。
今頃はとうに十分に行き届いております筈なのでありますが、ちよつとした商工省方面の手違いがございまして、少しその段取が遅れましたので、現場の醫療機關まで出廻りまするのは、まだ十分に行つてないように思つております。
私の申上げた醫療技術者という中には看護婦も含めております。例えば職階制の問題につきましても、現在まだ決まりません數字でございますが、私共の方で主張いたしております數字は看護婦につきましては最低月二千圓、五級から七級までの格付けをいたしまして、最低を二千圓ぐらいにして貰いたいというような要求を盛んに今折衝しておるところであります。
レントゲンの設備を充實して呼吸器に對する早期診斷、その他的確なる醫療の方法を役立たせるという方法をこの結核に對しては採つてあります。それがまあ著しい例であります。保健衞生については豫算の許す限り相當に考慮いたしておるつもりであります。
尚醫療團の病院の問題であつたと思います。これは清算管理委員會において要綱を決定いたしまして、でき得る限り速かにこの解決を急ぎたいと思つております。
最後にこれは醫療全體の問題でありますが、今病気が非常に多く、而もこの醫療費が嵩んで我々非常に迷惑をしている。これは國民全體が非常に迷惑をしていると思うのでありますが、この醫療を結局私は國營にしなければ解決できないと思つている。而もこの聲は相當廣汎に起つて來ていると思う。
○國務大臣(竹田儀一君) それはどうも今ちよつと聽いておりませんのでなんですが、そういう團體には餘り補助は出してないのですが、生活保護法による扶助は一般に出しております、そういう宗教の經營しておる醫療團というようなものには、補助を出しておるものは……
○假委員長(中平常太郎君) では只今から醫療制度に關する小委員會の正副委員長の互選會を開催いたします。 小委員長が選定されるまで私が年長者の故を以ちまして、選擧管理者となります。どうぞよろしくお願いいたします。
厚生委員會醫療制度に關する小委員といたしまして、藤森眞治君、草葉隆圓君、中平常太郎君、今泉政喜君、中山壽彦君、小林照馬君、谷口弥三郎君、井上なつゑ君、小川友三君、姫井伊介君以上十名の方を指名いたします。
————————————— 本日の會議に付した事件 ○地方自治法第百五十六條第四項の規 定に基き、檢疫所の増設に關し承認 を求める件(内閣提出、衆議院送 付) ○醫療制度、社會事業振興及び住宅問 題に關する小委員設置に關する件 —————————————
第一四九四號) 六 元住宅營團經營住宅に關する請願(武藤運 十郎君外一名紹介)(第一五二五號) 七 老齢元軍人に恩給復活の請願(矢野庄太郎 君紹介)(第二號) 八 妊産婦に砂糖特配の請願(庄司一郎君紹 介)(第二八號) 九 國民健康保險組合に關する請願(庄司一郎 君紹介)(第三五號) 一〇 妊産婦に味噌特配の請願(川越博君外一名 紹介)(第四〇號) 一一 日本醫療團三國病院
私どもといたしましては、一應その點を考えたのでございますが、現在醫師、齒科醫師等の業態におきましても、同樣な事態があるにもかかわらず、これらに對して健康診斷の義務を課しておらないのでありまして、從つて理容師よりも榮養士の方が絶えず醫療機關と密接な連關があるという意味合におきまして、醫師に近似した取極めを行つた次第であります。
○田中(松)委員 日本醫療團解散に伴い、當地にある石塚地方病院處分については、本病院を公的醫療機關として存續し、長く社會公共の福祉施設として國營又は地方公營の醫療施設としていただきたいのであります。その他の請願、陳情は、ほとんど同趣旨のものでございますから、請願の表題の通り希望がかなえられるよう善處方をお願いする次第であります。
醫療團の解散に關する質問でございます。
○東政府委員 醫療團の解散が閣議の決定になりましてから、今日まで約一年に近い日子を經たことは仰せの通りであります。この間解散のことが決定いたしますと同時に、いろいろな意味で動揺もあり、不安もあつたことも事實であります。
日程第四につきまして、健全なる體力は日本國再建の原動力であるが、現在の醫療費の高騰に對して國民健康保險被保險者の負擔は大いなるものがある、よつて國庫補助金の増額、國民健康保險の國家管理竝びに社會保險制度一本建に統合することと醫療費の半額を國庫負擔とせられたい。
本請願の要旨は、國民健康保險組合は、醫療の社會化を使命とする御要な施設であるが、町村單位のため經濟力が微弱で、とうてい所期の目的を達することができない。ついてはこれを國營にするか、または年額二十億圓程度の補助金の交付をはかられたいというのであります。 —————————————
本請願の要旨は、終戰後の經濟上、思想上の混亂により、醫療竝びに公衆衞生思想の向上、國民の健康保持、増進、體位向上に重大な役割を演じた國民健康保險組合は、重大な危機に立つに至つた。ついては國民健康保險國庫補助金を増額するとともに、社會保險の統合一元化、醫療制度の刷新をはかり、醫藥品の生産を統制し、適正な配給をされたいというのであります。 —————————————
それから第三が自由業として、醫者その他醫療關係業者についても、都市ごとに一定の飽和點というものがあると思われますので、醫師會とかその他と十分協議の上に轉入許容の限度を定めるように指示をしておるのであります。
それから又その途中で辭める者に對して給付するために各地方の部隊が手許に持つておる金でありまして、それが約一千五十六萬圓、その外に先程申上げました病院、醫療施設等があつたわけでございます。當時解散のときに分配の細部の業務について、末端の方では相當非常に努力を要すると思いますし、又終戰になつたので工員がその儘出て來ない。
————————————— 本日の會議に付した事件 醫療資材に關する件 住宅問題に關する件 赤十字の標章及び名稱等の使用の制限に關する 法律案(内閣提出)(第八三號) 健康保險法及び厚生年金保險法の一部を改正す る法律案(内閣提出)(第九二號) 政府提出豫定法律案の説明聽取 —————————————
○榊原(亨)委員 簡單に御質問申し上げたいと思うのでありますが、醫療資材小委員會におきまして、現在の醫療關係におきましてガーゼがない、あるいはほうたいがないために手術ができない。あるいは非常に困つているという状態につきまして、纖維局の方のお立會の上でいろいろ無理をしてでもこの醫療資材としての纖維は出すという御答辯を得たのであります。
第三に醫療、醫藥品關係の問題がありましたが、醫療の國營に關しては、現在ただちにこれを行う必要はない但し結核療養等特殊のものは、若干考慮する必要があるとの答辯がありました。また醫藥品の價格については、公定藥品は戰前の六十五倍程度であり、必要な病人に配給するためには、二重價格制も考慮したいとの答辯がありました。
ただいままでは醫療團がこれを經營しておつたのでありますが、今度醫療團の解體によつて、ただいまは國立病院に相なつておるようなわけであります。この結核療養を受ける患者のためにも、また青森市の通勤者のためにも、ぜひこの際この久栗坂に、せめて簡易停車場でもよろしいのでありますから、設けられまして、何とかしてこれら地方民の便益をひとつはかつていただきたいというのが、本請願の趣旨なのでございます。
第二は醫務、藥務対策及び國立病院等経営のため必要な経費、八億五千五十八万余円でありますが、日本醫療團は解散することに決定いたしまして、これに関する法律案を本会議に提案致しましたが、これに伴いまして、施設の轉換其の他解散に関する事務処理の万全を図りますための経費十三万余円と、不時の傳染病の発生に備えまして、防疫用の各種醫薬品は、常にこれを確保し、適切な配給をする必要がありますので、これに必要な経費三億七千三百二十七万余円及